「非合理的」な世界に、
効率のタネをまいていく
石井 慎也さん

USER PROFILE

石井 慎也(いしい しんや)さん 好き:オーガニック野菜づくり

無農薬・有機、いわゆるオーガニック野菜を栽培する石井農園を営む、農家の石井 慎也(いしい しんや)さん。あえて「合理的」でない手法にこだわり抜いて育てる野菜の魅力とともに、これからの農業への展望について語っていただきました。

からだにやさしい野菜をつくるプロでありたい

からだにやさしい野菜をつくるプロでありたい

高校生の時に、近所の畑から家の中へと農薬が飛んで来てしまい、体調を崩してしまったんです。この出来事をきっかけに、農薬を使わない農業をしようと決意しました。有機専門の学校で2年間勉強し、20歳を迎えて新規就農。以来、会社ならぬ畑勤めをはじめてから、早くも12年が経ちます。生計を立てられるまでは実家の世話にならざるを得ないなか、食卓には必ず、自分がつくったものを並べ続けました。生活のためにというよりは、生きていくために自分たちが食べられるものを、という意識が強かったです。通年で販売できる加工品なども扱っていますが、自分はあくまで野菜をつくるプロでありたいと思っているので、日々注力しているのはオーガニック野菜づくりです。

からだにやさしい野菜をつくるプロでありたい

高校生の時に、近所の畑から家の中へと農薬が飛んで来てしまい、体調を崩してしまったんです。この出来事をきっかけに、農薬を使わない農業をしようと決意しました。有機専門の学校で2年間勉強し、20歳を迎えて新規就農。以来、会社ならぬ畑勤めをはじめてから、早くも12年が経ちます。生計を立てられるまでは実家の世話にならざるを得ないなか、食卓には必ず、自分がつくったものを並べ続けました。生活のためにというよりは、生きていくために自分たちが食べられるものを、という意識が強かったです。通年で販売できる加工品なども扱っていますが、自分はあくまで野菜をつくるプロでありたいと思っているので、日々注力しているのはオーガニック野菜づくりです。

本当のおいしさは、自然と自分が知っている

農薬を使えば害虫を、除草剤を使えば雑草を、かんたんに抑えることができる。オーガニック農業はそのような手段に一切頼らず、どうやったら逆に仲良く付き合っていけるかを考えながら行います。こだわって良いものがつくれたときの達成感は計り知れません。時間をかけ想いを込めてつくるオーガニック野菜は実際、味が濃縮して栄養価も高いと言われます。毎日のように食べている家族は慣れてしまったようですが(笑)、普段食べていない人にはやはり「すごく甘い! おいしい!」と感じていただけるようで、意義を実感することができます。

ただ、「無農薬だから、有機だから」と押し付けるようなことはしません。その人が食べておいしいと感じるものが、本当のおいしさなんです。それが自分で収穫した野菜となると、余計に味わい深くなる。実際に土と作物に触れながら、オーガニック野菜に親しんでいただける場として、収穫祭などのイベントを定期開催しています。当初はお手伝いのお礼におみやげとして野菜を持ち帰ってもらっていたのですが、今では収穫した野菜を使ったBBQパーティーをしたりも。

本当のおいしさは、自然と自分が知っている

農薬を使えば害虫を、除草剤を使えば雑草を、かんたんに抑えることができる。オーガニック農業はそのような手段に一切頼らず、どうやったら逆に仲良く付き合っていけるかを考えながら行います。こだわって良いものがつくれたときの達成感は計り知れません。時間をかけ想いを込めてつくるオーガニック野菜は実際、味が濃縮して栄養価も高いと言われます。毎日のように食べている家族は慣れてしまったようですが(笑)、普段食べていない人にはやはり「すごく甘い! おいしい!」と感じていただけるようで、意義を実感することができます。

ただ、「無農薬だから、有機だから」と押し付けるようなことはしません。その人が食べておいしいと感じるものが、本当のおいしさなんです。それが自分で収穫した野菜となると、余計に味わい深くなる。実際に土と作物に触れながら、オーガニック野菜に親しんでいただける場として、収穫祭などのイベントを定期開催しています。当初はお手伝いのお礼におみやげとして野菜を持ち帰ってもらっていたのですが、今では収穫した野菜を使ったBBQパーティーをしたりも。

本当のおいしさは、自然と自分が知っている

「非合理的」な世界に、効率のタネをまいていく

「非合理的」な世界に、効率のタネをまいていく

お伝えした通り、オーガニック農業は合理性の真逆を行くような手法を取るわけです。だからこそ、効率化できるところはどんどん挑戦していきたい。そのひとつとして、決済に注目しています。

個人的に買いに来られるお客さんだと、お金のやりとりは主に数百円単位。イベントの際の集金もそう。支払う側も現金を用意しなければならないし、受け取る側も小銭が溢れてしまい困っちゃうんですよね。農家コミュニティには現金主義の人が多いので、はじめは多少の抵抗があるかもしれませんが、ペイパルならアカウントに銀行口座を紐付けさえすれば出金することも可能ですし、農村でのデジタル決済普及のハードルは、意外にも高くない気がしています。

さらに、オーガニックに興味を持つ人には、外国人がすごく多い。オリンピックを控えインバウンドも意識すると、世界中で普及しているペイパルを決済手段として提示できることは、強みでしかないと思っています。

「非合理的」な世界に、効率のタネをまいていく

お伝えした通り、オーガニック農業は合理性の真逆を行くような手法を取るわけです。だからこそ、効率化できるところはどんどん挑戦していきたい。そのひとつとして、決済に注目しています。

個人的に買いに来られるお客さんだと、お金のやりとりは主に数百円単位。イベントの際の集金もそう。支払う側も現金を用意しなければならないし、受け取る側も小銭が溢れてしまい困っちゃうんですよね。農家コミュニティには現金主義の人が多いので、はじめは多少の抵抗があるかもしれませんが、ペイパルならアカウントに銀行口座を紐付けさえすれば出金することも可能ですし、農村でのデジタル決済普及のハードルは、意外にも高くない気がしています。

さらに、オーガニックに興味を持つ人には、外国人がすごく多い。オリンピックを控えインバウンドも意識すると、世界中で普及しているペイパルを決済手段として提示できることは、強みでしかないと思っています。

ひとつの野菜から、農業の未来を育てたい

私の祖父と父は、実は水道屋を営んでいるのですが、私が農業をはじめることに、反対はしませんでした。好きなようにやらせてもらえて、「うちの野菜を食べていると、外で食べられなくなる」などと言ってくれて、嬉しくてたまらない。だから自分の子どもたちにも、それが農業であってもなくても、本当にやりたいことができる環境を整えてあげたいと思っています。

自分としても、チャレンジしたいことはまだまだあります。たとえばYouTubeを活用し、オーガニック農業に関する動画配信を通して、一見とっつきにくい世界を変えていきたい。残念ながら農業は今、従事者も食料自給率も、全体的に減少傾向にあります。農家が増えないことには、農村は元気にならない。だから食べる人はもちろん、つくり手を増やしていきたい。志を同じくする人がたくさんいる方が、絶対に楽しい。仲間を増やし、次世代を育成して、農業にますます活気を注いでいきたいです。

ひとつの野菜から、農業の未来を育てたい

私の祖父と父は、実は水道屋を営んでいるのですが、私が農業をはじめることに、反対はしませんでした。好きなようにやらせてもらえて、「うちの野菜を食べていると、外で食べられなくなる」などと言ってくれて、嬉しくてたまらない。だから自分の子どもたちにも、それが農業であってもなくても、本当にやりたいことができる環境を整えてあげたいと思っています。

自分としても、チャレンジしたいことはまだまだあります。たとえばYouTubeを活用し、オーガニック農業に関する動画配信を通して、一見とっつきにくい世界を変えていきたい。残念ながら農業は今、従事者も食料自給率も、全体的に減少傾向にあります。農家が増えないことには、農村は元気にならない。だから食べる人はもちろん、つくり手を増やしていきたい。志を同じくする人がたくさんいる方が、絶対に楽しい。仲間を増やし、次世代を育成して、農業にますます活気を注いでいきたいです。

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